2010年12月16日木曜日

Google Androidプログラミング入門

これからAndroid開発を始めてみようと考えている人に
おすすめの本を1冊紹介しよう。


  
題名:Google Androidプログラミング入門
出版:ASCII
定価:3,800円
初版:2009年7月2日
SDK :1.5

何冊か、Android開発の本を読み進めたなかで、
この本の内容・レベルが、一番良かったと思う。

ちなみに私自身は、CやVB、Perl、JavaScriptなどの開発経験はあるが、
Java開発経験ほぼゼロという状態から始めたので、当然Eclipseも利用
したことがなく、使い方もよく知らなかった。

Step1: Eclipseに慣れる

Eclipseの操作方法になれるところから始めることになったが、
とりあえず、本書に書かれたサンプルプログラムを書き写して、
動かすだけでも相当良い練習になった。

Step2: サンプルプログラムを作る-その1


記載されている通りに入力したつもりでも、実際にエミュレータを動かしたら
エラーが発生するというケースが度々発生した。
Javaのお約束を知らないことが原因であったり、記載されている内容に漏れが
あったりするためだ。
その都度、デバッグ機能を利用して、一つずつ問題を解決していったが、
この過程が、Javaの勉強に大いに役立った。

Step3: サンプルプログラムを作る-その2


本書のサンプルプログラムは後半になると、前項に記載されている内容は
割愛されることが多々あった。
そのため、自分で考えてプログラムコードを埋める必要があり、単に写すだけでなく
考えさせられるところが良いと思う。
この時、分からないからといって読み飛ばさずにクリアして欲しい。
読み飛ばすと後半ほど辛くなるからだ。

Step4: あせらない

Step1~3のようなことを続けていると、何度トライしても期待する結果に
ならず同じページを何日も読み返すときがある。
進みが遅いからといってあせらず、1つずつクリアしていると100ページを
超えるころには、JavaにもAndroidにも慣れてきていると思う。


この本を1冊読み終えると、アクティビティ、インテント、サービス、
SQLといった基本知識はもちろんグラフィックやセキュリティなど
実践的なアプリケーションの開発に必要な知識が一通り得ることができる。

ただしOpenGL ESについては、ほとんど記載がないためゲームプログラミング等を
目指す人は、別途OpenGL ESについての本などを買う必要がある。