2010年11月21日日曜日

10年先も君に恋して

今日は、私がよく見る連ドラについて書きたいと思います。

私は、連続ドラマを良く見るが、
さまざまな場面で見せる役者の表情や
伝わってくるメッセージのようなものが
大好きだ。

誰もが、他人の言葉や、本や映画のワンフレーズから
影響を受けて生きている。

少々大げさかもしれないが、

同じように、私はドラマから様々な影響を受け
そのたび自分の人生を見直すキッカケとなっている。

私は、何かに集中するとき、没頭してしまうタチだ。

ドラマを見ているときは、その世界に入り込み、徹底して感情移入し
多くの場面において役者と自分を置き換えてしまう。

日常生活では、それほど感情を表に出すこともなく
できる限り、心を落ち着かせ、平静を保とうとする。
そんな私が、ドラマを見ているときは
心のバランスが崩れ、感情が揺れ動き
ときには涙することすらある。

でも、だからこそドラマは、私にとって大切なバイブルになるのだと思う。

普段ではありえないことを疑似体験し、
新しい感情が芽生え、新しい自分に出会える。

前置きが長くなってしまったが、
今日は、「10年先も君に恋して」というドラマについて感想を書きたい。

主演女優は「上戸 彩」さん。

このドラマは、

互いに運命を感じて、結ばれたはずの2人が、
10年という月日の中で、すれ違い、傷つけあい
ついには別れを決意する。

妻の心が離れ、自分との出会いを後悔していると知った男が、
タイムマシンで10年前に戻り、妻との出会いをなかったことにしよう
とするドラマである。

このドラマでは、10年という月日を経て変化する女性(小野沢里花)を
上戸 彩さんが演じている。

10年前は、明るく元気で前向きな女性を
10年後は、傷つき、悩み、もがく女性を

悲しみ、怒りといった同じ感情を表現しても
10年前の表情には、どこか健全な心が芯にあるものを感じ
10年後の表情には、焦りや苛立ちといったものを感じた。

まったくの主観ではあるが、
第6話(最終回)のラストで、里花が「それは・・・秘密」というシーンがあるが、

その時の笑顔が、

どこか昔を懐かしむような
ずっと心の奥底にあった焦りや苛立ちといった感情から解放されたような

すごく良い笑顔で、一番好きなシーンだ。

だらだらと長くなってしまったが、

私は、このドラマから過去を変えることはできないが
今この瞬間からでも、自分の意志で未来を変えることはできる。
10年前に自分が信じたことを忘れずに、前に進むことの大切さを
あらためて考える機会を得られたと思う。

私自身も結婚して、もう6年になるが出会った当時の気持ちを少し思い出し
妻とのこれからの人生を大切にしていきたいと思う。

6回で終わるのは、もったいないような気がしたが…
今はよいドラマにめぐりあえたことを、ただ幸せを感じている。