少し前に、家庭用メインPCをWindowsXPからUbuntu10.04LTSに乗り換えました。
処理動作が非常に軽くなり、今のところストレスなく利用できています。
ただし、itunesや筆まめなど、これまで利用してきたアプリケーションについては、
サブ機WindowsXPで利用しています。(脱Windowsできない・・・)
家庭用の自作PCのスペックは以下のとおりです。
CPU : Intel Pentium 4 2.80GHz
メモリ : 3GB
今回は、プリンタ「Brother JUSTIO HL-5240」を、Ubuntuで利用するまでの手順について
作業メモを残しておきます。
USBを挿すだけでプリンタを自動認識してくれたのですが、印刷をすると以下のように出力
されてしまいました。
「%!PS-Adobe-3.0
%%LanguageLevel:2」
そのため、プリンタドライバの見直しを行いました。
0) Brotherのホームページからプリンタドライバのダウンロード
以下のURLから2つのドライバをダウンロードする。
http://www.brother.co.jp/product/software/index.htm
1.CUPS Wrapperドライバ(DEB形式)
2.LPRドライバ(DEB形式)
1) root ユーザにパスワードを設定する
Ubuntuは、インストール直後は root ユーザにパスワードが設定されていないため、
以下のコマンドを入力しても root ユーザにはなれません。
$ su -p
パスワード: ≪パスワードなし≫
su: 認証失敗
以下のコマンドを実行することで、root ユーザにパスワードを設定します。
$ sudo su -
[sudo] password for <ログインユーザ>: ******
# passwd
新しいUNIXパスワードを入力してください:
新しいUNIX パスワードを再入力してください:
passwd: パスワードは正しく更新されました
2) lpdフォルダを作成する。
1. /etc/init.d/cupsフォルダが存在することを確認する。
2. # ln -s /etc/init.d/cups /etc/init.d/lpd
3) modelフォルダを作成する。
# mkdir /usr/share/cups/model
4) AppArmorのCUPSプロファイルを止める
# aa-complain cupsd
Setting /etc/apparmor.d/usr.sbin.cupsd to complain mode.
5) ドライバのインストール
# dpkg -i --force-all brhl5240lpr-2.0.1-1.i386.deb
未選択パッケージ brhl5240lpr を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 136544 個のファイルとディレクトリがインストール
されています。)
(brhl5240lpr-2.0.1-1.i386.deb から) brhl5240lpr を展開しています...
brhl5240lpr (2.0.1-1) を設定しています ...
* Restarting Common Unix Printing System: cupsd [ OK ]
# dpkg -i --force-all cupswrapperHL5240-2.0.1-2.i386.deb
未選択パッケージ cupswrapperhl5240 を選択しています。
(データベースを読み込んでいます ... 現在 136561 個のファイルとディレクトリがインストール
されています。)
(cupswrapperHL5240-2.0.1-2.i386.deb から) cupswrapperhl5240 を展開しています...
cupswrapperhl5240 (2.0.1-2) を設定しています ...
* Stopping Common Unix Printing System: cupsd [ OK ]
* Restarting Common Unix Printing System: cupsd [ OK ]
6) 登録したプリンタをデフォルトで使用するプリンタに設定する。
「システム」-「システム管理」-「印刷」を選択する。
印刷ダイアログに「HL5240」が表示されていることを確認する。
「HL5240」を選択して、右クリック「デフォルトに設定」を選択する。
以上でUbuntuにプリンタが設定できました。